10,067人と今季のギャラリー最多数を更新した3日目。国内男子ツアーだけでなく、国内女子ツアーも含めて今季初めてとなる1万人以上の大ギャラリーが太平洋クラブ御殿場コースに詰めかけました。

3日目を終えてトップに立ったのは蟬川泰果選手でした。トップと2打差の6アンダー・2位タイからスタートした蟬川選手は、上位陣のスコアが伸び悩む中6バーディ、2ボギーと4つスコアを伸ばし、10アンダーで単独トップに立ちました。「すごく緊張感がある中で、しかもスタートホールでボギーを打ちながらも、良いゴルフだったと思います」と振り返った蟬川選手。明日の最終日に向けては、「簡単ではないと思いますが、優勝したいです。下からスコアを伸ばしてきている選手も多いので、自分も1つでも多くのバーディを取りたいです」と最終日も攻めのゴルフで今季3勝目、そしてプロとしての初優勝を狙います。


蟬川泰果選手

本大会2勝の石川遼選手が、トップと3打差の７アンダーで２位タイにつけました。6アンダーからスタートした石川選手は、「調子が良くなく、特に後半は苦しかったです」とこの日を振り返りました。「18番では合格点以上のショットができたので前を向けます。明日は追い上げなくてはならないですが、自分の今の目標である1日で４アンダーをまずは目指したい」と話しました。


石川遼選手

3アンダーの6位タイから2位タイまで順位を上げたのは、星野陸也選手でした。初日の前半に6オーバーまでスコアを落としてしまった星野選手ですが、後半に盛り返し2オーバーでホールアウト。2日目に5つ、3日目に４つスコアを伸ばして２位タイに浮上しました。明日に向けては「前半でしっかり伸ばして逆転優勝したいです。（逆転賞金王に向けては）残り4試合で2勝は必要なので、この試合でまずは勝ちたいです」と意気込みを語りました。


星野陸也選手

6アンダーの4位タイには勝亦悠斗選手、中西直人選手、岩田寛選手、勝俣陵選手、5アンダーの8位にはコースレコードタイ記録となる「63」を出した河本力選手がつけており上位は混戦模様。最終日はどのようなドラマが待っているのでしょうか？いよいよ明日、50回記念大会の優勝者が決まります。