石川プロへ優勝副賞を贈呈しました!
2025年03月02日お知らせ
2月7日(金) 三井住友カード本社にて、2024三井住友VISA太平洋マスターズで本大会最多の4勝目、ツアー通算20勝を飾った大会アンバサダーである石川遼プロに、優勝副賞のVポイント300,000ポイントを贈呈いたしました。
石川プロに改めて昨年大会を振り返っていただくとともに、2025年の抱負を伺いました。
Q:2024年大会を振り返って
A:2022年大会の時もそうでしたが、昨年も多くのギャラリーの方に観に来ていただいたことで、ギャラリーの皆様が作り出してくれるムードだったり、景色だったりに支えられ、大会4勝目をあげることができました。我々選手たちは、多くのギャラリーが観戦に来てくれる「三井住友VISA太平洋マスターズ」を毎年とても楽しみにしています。あれだけ多くのギャラリーの方に観に来ていただけるということは、プロゴルファーにとってとても有難いことですし、改めてゴルフファンの皆様に支えられているということを実感できた大会でした。
Q:2024年大会の思い出に残るシーンは?
A:キャディの佐藤さんがあの日一番力強く「GO!」と叫んでくれた最終日18番のセカンドショットですね。実は、あまり当たりが良くなかったのですが、長年一緒にやってきた佐藤さんも打った瞬間にそれが分かっていて、これ以上ない絶妙なタイミングで「GO!」と想いを乗せてくれたんです。一緒に何勝もしてきてお互いに理解し合っているからこそ、本当に「ここぞ!」という場面で佐藤さんの声が活きる時があるのですが、まさにあの瞬間、ボールに声が届いているんじゃないかと思えるくらい、花を添えてくれるというか、気持ちを乗せてもらった一打でした。
Q:プレッシャーに打ち勝つ方法は?
A:そうですね。例えば、優勝が懸かったプレッシャーのかかる場面というのは、誰もが緊張すると思うのですが、その緊張する場面でどれだけパフォーマンスを発揮できるかが、とても大切だと思っています。緊張に対しての捉え方が他の人と少し違うのかもしれませんが、正直、僕は緊張すればするほどパフォーマンスを上げることができると思っていて、緊張が高まれば高まるほどアドレナリンも出ますし、飛距離も伸びたり、繊細な距離感とかフィーリングとかも研ぎ澄まされて良くなります。普段のリラックスした状態でできることはあまり意味がないというか、緊張している場面で出来ることこそ、本当の自分の実力だと思っているので、試合中は緊張していないと嫌というか、緊張が高まれば高まるほど「良し、良し」と思っているので、実は優勝が懸かったプレッシャーのかかる場面というのは、僕はあまり心配していないんです。その状況がむしろ好きだし、その時が一番良いパフォーマンスを発揮できると思っています。これはゴルフに限ったことではなく、すべてにおいて一緒で、自分が目指すところに行けば行くほど最終的には緊張する場面に遭遇するので、「ここぞ!」という場面を自分のモノにするためには、緊張したときにパフォーマンスを上げられる状況を作り出すことが大切です。緊張した時の自分と向き合い、緊張してできなかったことがあっても「それが今の自分の実力なんだ」と認めて、また次に緊張した時には出来るように対策をする。プレッシャーに打ち勝つには、その積み重ねが大切だと思います。
Q:キャリアの中で一番緊張した場面は?
A:緊張した場面はいくつもあるのですが、一番と言うと2009年の「ザ・プレジデンツカップ」で初めてタイガー・ウッズと一緒にラウンドした時の朝イチのティーショットですね。タイガー・ウッズというスーパースターとのラウンドという独特な雰囲気とその日のラウンドでまだ一球も打っていないという不安もあり、とても緊張しました。その緊張がすごく良い刺激になりました。
Q:今年の目標は?
A:日本で一番になって世界に挑戦していく年にしたいです。昨年は2勝できましたが、まだまだ伸ばしていかないといけないことの方が多いですし、「もっと良くできる!」と感じているので、自分で限界を決めずに常に上を見続けながらやっていきたいと思います。マインドだったりフィジカルだったり、すべての分野でレベルアップすることを目標に置きながら結果を残せるように頑張りたいと思います。
石川プロ、取材へのご協力ありがとうございました!